文鳥が卵つまりを起こした時のこと。


文鳥がかわいすぎて、かわいがりすぎて、毎日触りまくっていたのです。
そうしたら、簡単に発情してしまい、二羽ともたまごを月一か月二で産む羽目に…
月一のその一回に、3、4日ほど一日に一個卵を産み続けるのです。
もはや虐待ですよね、ごめんなさい。

卵を産むたびに痩せているし、羽もばさばさで艶がなくなるし、くちばしも色が薄いし。
産むときに、いきんでいて苦しそうだし。
どうにかしてあげたいけど、あまり触らないようにしていてもやっぱり産んでしまい。
偽卵を用意してみたけど、効果はないし。
どうしていいかわかりませんでした。

そうこうしているうちに、ある朝、一羽が、なんとなくフラフラしていたのです。
よたよた…コロっ、よたよた…コロっ、という感じで、止まり木からも落ちてしまう。
調べると、落鳥…!? 死んでしまうのではと思いました。
感染症か、栄養失調か、なにかの病気なのか、まったくわからず。

餌も食べているし、水も飲むし、鳴くし、転ぶ以外は変な症状もなかったので。
ともかく会社に遅刻の連絡を入れて、運よく二つ隣の駅に小鳥専門の病院があることがわかり、そちらにも電話し、タクシーですぐ出かけました。

泣きながら、鳥に謝りました。
大切にするねって約束したのに、こんなことになってしまってごめんね、本当にごめんね、がんばってね。
外に出かけるなんて初めてなので、鳥もわけがわからず暴れています。
キャリーなんてもっていなく、大きなカゴのまま、ひざ掛けをかけて持ち歩き、タクシーに乗り、その間中ずっと鳥かごにかけたひざ掛けの間に頭を突っ込んで「大丈夫だよ心配ないよ」って鳥に話しかけてる怪しい人でした。

病院で女医さんに診てもらうと、どうやら、卵つまりのようでした。
カルシウム不足で卵がうまく固まらず、産むのに苦労していると。
あと、カルシウム不足で脚がふらついていると。
フンを調べても、ほかに病気はないということでした。
ひとまず、安心。

治療のためカルシウムの液体をもらい、今後、発情抑制のための説明を受けました。
それについてはまた別途記事を書きますね。
とにかくその日中に鳥さんは元気を取り戻しました。よかった。

記憶があいまいで申し訳ありませんが、たぶん、無事卵を産んだのだと思います。
お医者さんありがとう。
あ、でも、わたしは、脚がふらついていたのはカルシウム不足ではなく、卵が足の神経を圧迫してコロコロ転んでいたのだと思っています。(医者を信じろよ)